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番外編 ――漢の勝負 絶対命令全力前進! 鬼鬼鬼!――
真冬の、南国であるマルタにおいても暖房が必要になるくらい寒い深夜、王宮の一室において、なかなか端正な顔立ちをした青年が机に向かい、頭を抱えていた。名はカメハ。
一応はマルタ国の第一王子であり、一国の未来を担う王の次に重要とされる人物であるが、幼い頃から悪戯ばかり繰り返し、五年前には偶然と成り行きとはいえ、自分の国を滅亡寸前にまで追い込んだこともある過去を持つ。
そんな彼も既に17という「お年頃」であり、今現在、彼が頭を抱えている原因もそこにある。
「……」
カメハの視線の先には一枚の便箋。そこには次のような内容が。
「一目あなたを見てからというものの、私の心はいつ如何なる時もあなたから離れません。願わくは些細なことからでもお付き合いを――」
いわゆる恋文、ラブレターである。その最後はこう締め括られていた。
「――イヴ殿」
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