シャムタク逃走!そして新たな出会い
ルーデン「やっとレベル89だよ」
ハゴ「俺90だから追いつかれるかも」
ホウキ「あとは能力値上げだな…」
タク「俺のレベルもっと上げろよ!!」
ここは旅人の世界。ホウキたちはいつものようにレベル上げをしていました。
*「ホウキ…久しぶりだね…」
ルーデン「ん?なんか声がするな」
ハゴ「あぁ!私の祈りが通じたんですね」
ホウキ「いや、ルビスかも」
ルーデン「マリナンに『その名前は禁止!6000G払え』って言われるかも」
タク「…………」(セリフがない ただのシャンタクのようだ)
*「違うって。私だよ私!!」
ホウキ「誰?てかどこに居るの」
*「あなたの足の下」
ホウキ「そういやなんか踏んでる」
そこには 一匹の はぐれメタルがいた! ▼
ホウキ「はぐ姉!?」
はぐ姉「そ。ハグネ・メタル、通称はぐ姉(ねえ)。」
ホウキ「どうしてこの時代にはぐ姉が…」
はぐ姉「はぐれメタルの寿命を甘く見てはいけません」
ホウキ「マジカ」
はぐ姉「うそ嘘。大変だったんだから。」
ホウキ「いや、苦労してこの時代に来れるもんなのか」
はぐ姉「タイムマシンはちょっと無理だった。」
ホウキ「だろうね」
はぐ姉「だからドラゴンボール探したりゾーマ倒してしんりゅうのとこ行ったり
魔法のランプ探したり作者に不死身の設定させに殴りこみに行ったり…」
ホウキ「最後のは反則だと思う」
はぐ姉「結局、ゾフィーからウルトラの命貰った」
ホウキ「エボリューションキングで戦いまくってアンデッドになったわけじゃないのな」
はぐ姉「そんなネタ出しても誰もついてこれないと思う」
はぐ姉「…で、パーティの席空いてない?」
ホウキ「バッチリ空いてる」
シャムタク「ちょっと待ったホウキ」
ホウキ「何さ」
タク「俺だろ」
ホウキ「何をおっしゃる!こやつめハハハ」
タク「じゃあ誰だよ」
ホウキ「お前」
タク「クッソー…なんで俺なんだよ!!」
ホウキ「自覚しといてそれかよ。まぁいいや、それはな…」
〜こっから回想〜
ルーデンとタクだけ連れてレベルを上げていたとき。
人面蝶A「くらえっルカナン!」
ルーデン「うわっ、しまった!」(耐性○)
タク「あぁっ!」(耐性○)
ホウキ「二人とも耐性○みたいだな、でもルカナン喰らうのは一人でいい」
人面蝶B「ブツブツブツブツブツブツ……」
ホウキ「呪いの言葉を使ってくるだと!?一体誰の耐性が…」
タク「呪われたorz」(耐性△?○?)
ホウキ「呪いにもかかるのかよ!他にもなんか耐性の穴多くないか」
タク「うっ…でも対戦じゃ誰も使いませんよ」
ホウキ「異世界いく度に呪われたりするとなんかヤダ」
タク「誘発して誰にもかからなかったらお得でしょ」
ホウキ「キミはすぐにかかる気がする」
タク「で、でも代わりがいないから」
ホウキ「それもそうだが…」
〜回想終わり〜
ホウキ「代わりができたー。わーいわーい。」
タク「何を言ってるんだお前は」
ホウキ「ってことでおやすみシャムタク」
タク「っくそぉぉおおおお!!!冬眠かよ!牧舎行けってかよ!?
もう嫌だ!!マスターにはもう従わねぇええ!!!!」
タクの野生がバグり上昇した!!
ホウキ「表記が『おおぞらのたて』を戦闘中に使いまくったときのになってる…ヤバいな」
タク「ゴギャアアアアアアアアアア!!!!」
シャムタクは全力で逃げ出した!!
タク「あの棒っきれめ…!見てろよ…!俺を捨てたこと…後悔させてやる…!!」
ホウキ「…と、とにかくよろしくはぐ姉」
はぐ姉「あ…うん、よろしく」
(はぐ姉の特技はいなくなってしまったシャムタクの特技と同じです)
続く!!
場所はバミューダ!魔物軍団と戦え!
ホウキ「預かり屋からお金引き出して詩人狩りの用意しようと思ったけど
1000Gだけ引き出してBクラスで詩人狩りの資金集め兼願わくば
カギの入手を企てているホウキです。」
はぐ姉「4ケタの年単位で戦ってないから腕が落ちちゃった…orz
てことで、二人っきりでレベル上げしようね〜」
ホウキ「マジガンのときは良かったな〜、狭間の世界であっという間に99レベ…」
ルーデン「ところでホウキ。」
ホウキ「なんだよ、長くなるからそこで切らずに続けて話せよ」
ルーデン「はぐ姉の成長の限界が95に見えたのは気のせいか」
ホウキ「いや、95だね。でも詩人狩りで999になるからあんま関係ない、むしろ俺はレベル65くらいの奴が詩人狩りで99の敵に対等に戦えるほうが燃える」
〜Sクラス〜
ノレカ「今日は何しようかね」
ラスクール「ババ抜き」
rain「ジェンガ」
きづち「キラースコップ叩き」
グレイス「誰が一番に全力爆裂拳出せるか競う」
ピエール「シェスタ シェスタ…」
rain「いや寝るなよ、エルマタドーラかよ」
(きづちはノレカの、グレイスはラスクールの、ピエールはrainの魔物)
ウーウーウーウー!
隊員達「!!」
サイジュ隊長「マルタ防衛隊S出動!!」
隊員達「ラジャ!」
隊員達は目的地を確認し、あっという間にそこへ移動した。
ノレカはルーラの杖を地図の目的地に当てた。
これは特注品であり行ったことがなくても地図からそこへ行け、
更になくならないという5000万Gはする代物である。
ちなみに3分タイマーや持ち運びトイレなどの機能も300ほどあり、
この300の機能を外せば1000万Gで作れるらしい。
ラスクールは次元竜のリューズが作り出した次元の穴に入り、
目的地に作り出した次元の穴から出る。(ワープと呼ぶのがいいだろう)
rainは神秘的な輝きを放つ鳥に乗る。この鳥は不死鳥ラーミアと呼ばれ
地球をあっという間に一周できてしまう移動能力を持つ。
彼のラーミアは不思議なオーラを放っていた。まるでオーブの輝きだ。
サイジュは自らルーラを唱えた。
〜バミューダ海域〜
rain「ここは…」
サイジュ「バミューダ。船や飛行機が消えるという、謎に包まれた所じゃ」
ノレカ「しっかり覚えています…ここでSクラス隊員が大王イカの軍団と
戦い、マシート隊長が魔物に連れ去られ息を引き取った…」
サイジュ「うむ。悲しいことじゃ。説明口調になるのも無理はない」
ラスクール「……魔物の気配がビンビンしますよ」
ノレカ「(うわ〜髪の毛逆立って鬼太郎みたい)」
ザバッ!
グラコスがあらわれた! ▼
グラコス「ポセイドン様は、魔王ゴルバラス様のお力により、
長年の死から目覚めた。ポセイドン様がお力を取り戻すためには、
強いモンスターマスターの生け贄が最低二人必要なのだ。」
rain「(ゴルバラス…!!……って誰だ?)」
ノレカ「(中学生のネーミングセンスかよ)」
ラスクール「(いちいち説明せんでも早く襲ってくればいいのに馬鹿だな)」
グラコス「あっ!今お前俺のこと馬鹿だと思ったろ!」
ラスクール「ワタシ ソンナコトカンガエナイ。 Sクラスタイイン ウソツカナイ。」
グラコス「おのれ…その態度が馬鹿にしているというものだ!!」
ラスクール「へぇー。20へぇくらいかな。金の脳の中は、ハイメロンパン入れになってま〜す」
グラコス「おぉおのれ…俺はあのマシートとかいうガキのエサを命がけでやってストレスが溜まってるんだ…あまり…刺激しないほうがいいぜ…?あ?」
隊員達「!!」
ノレカ「(マシート隊長は…生きている!?)」
rain「(こういう展開あるあるwwww…じゃなかった、な、なんだってー!!)」
ラスクール「(こんな奴の言うこと信じられねーよ)」
ラスクール「(0M0)<出鱈目を言うな!」
グラコス「…………やれ。」
グラコスが更に4匹あらわれた!!
大王イカが30ひきあらわれた!!
ダゴンが30ひきあらわれた!!
rain「海の幸が大量だな」
サイジュ「次の食事はシーフードカレーじゃな」
ノレカ「こんなに多くの食材に出会えたははじめてかも」
ラスクール「リューズ、バシルーラ」
次元竜は次元に巨大な穴を作り大王イカたちを次々に穴の中へと放り込む!
バシルーラは敵一体を空の彼方へ吹き飛ばすのが基本だが、
魔物によっては旅の扉を作るなどのユニークなバシルーラを使うらしい。
また、バシルーラは大昔の呪文であり、今この呪文を使える者はほとんどいない。
グラコス「な…こんな技が……存在するとはッ!?」
ノレカ「食べきれないぶんはどっかへやったみたいだから、
今度は料理といきますか!!」
エンゼルが頭の輪っかを投げると一匹のグラコスの頭に落ち
丁度首輪のようになった。急に輪が小さくなり首を絞め、グラコスは何もできずに絶命した。
rainが剣を振りかざすと、なんと剣からバギクロスと同レベルの
真空の竜巻(言葉にできない状況だがこういうのが一番合っている)
が巻き起こる!グラコスたちには効かなかったが視界が悪くなり
行動が鈍った。そこをピエールが飛び掛り剣で叩き斬った!
サイジュはバイキルト五月雨斬りの使い手だが、バイキルトがかかる前の
五月雨斬りが全力で発動し、バシルーラから逃れた雑魚を一掃した。
あれだけいた魔物は1分足らずで全滅してしまった…。
rain「終わったな。」
ノレカ「臭いがひどいなぁ…やっぱり食べたくないや」
ラスクール「特にグラコスが駄目だな」
サイジュ「ところで隊長が生きていると言っておったが…」
ノレカ「場所をつきとめる必要がありますね」
rain「どっちにしろポセイドンの奴を倒さなきゃな」
ラスクール「ゴルバラスとは一体…」
ノレカ「いっそのこと、この中の一匹にザオリクかけて案内させるか?」
ノレカがそう発案したとき、グラコスにザオリクがかかりグラコスが起き上がった。
rain「……おい、気が早いぞ。まだ皆が賛成したわけじゃ…」
一匹、また一匹と魔物が起き上がる。
ノレカ「私はやってませんよ」
rain「俺もこんなことしないぞ」
ラスクール「つまりこれは…」
サイジュ「また倒さなければならないのぅ。」
バシルーラで飛ばされた魔物以外が全員起き上がった!!
続く!!
無題
ホウキ「はぐ姉がなかなか強化されないなぁ」
はぐ姉「HPが全然上がりません」
ルーデン「詩人狩りしようぜ」
ホウキ「その前に拾ったアイテム預けなきゃ…おじさん、これ」
預かり屋「アモールの水かい?そいつは無理だ」
ホウキ「なんでよ」
預かり屋「限界なんだよ、99個!」
ホウキ「四次元ポケット買えよ!!」
預かり屋「ねーよ馬鹿」
ホウキ「売るか使うか、それしかないな」
ルーデン「そのうちエルフの飲み薬とかも限界になりそうだ」
ハゴ「はぐ姉の完成待たずに2匹だけでマダンテ耐性のテストしようぜ」
〜バミューダ〜
グラコス「お前ら…予想以上に強いな…何者だ?」
rain「俺達は!マルタ防衛隊Sクラ…痛っ!」
ラスクール「名乗るなよ」
ノレカ「今のは忘れて」
グラコス「ごめん聞いてなかった」
ノレカ「(俺達がマルタの防衛隊だと知れたらマルタに攻撃をしかけられるかも分からないんだぞ!)」
rain「(え?だってコルテさんが狙われたわけだしもうバレてんじゃねーの?)」
ラスクール「(うるさい黙れ)」
グラコス「もういいかな?」
ラスクール「あ、うん。」
ノレカ「すいませんね〜待たしてしまって…」
グラコス「あ、いや気にしておりませんのでお構いなく」
rain「(この空気分けわかんね)」
ラスクール「ところで奥様。」
グラコス「♂だよ」
ラスクール「申し訳ございません。旦那様、後ろをご覧になられたら如何でしょうか」
グラコス「後ろ…?」
リューズ「お前はロンダルキア直行」
大王イカ「やめて〜」
リューズ「お前は神竜のいる天界な」
ダゴン「嫌ぁ〜〜」
リューズ「お前は特別に竜王城にしてやろう」
グラコス「え?ホッ…」
リューズ「ただし松明無し」
グラコス「えっ!?永久に出られねーよ!ヘルプミー」
リューズが次々とバシルーラで魔物を飛ばしていた!!
グラコス「…な……」
ノレカ「次はあなたの番でございますよ旦那様」
ラスクール「どこがよろしいですか?
闇の洞窟?エビルマウンテン?デスコッドあたりもいいかな?」
rain「4人の精霊たちと戦わせてもいいんじゃないか」
サイジュ「暗黒魔城都市なんかどうじゃろう」
グラコス「ひぃいっ!!」
リューズ「じゃ、アッサラームの親父ぱふぱふループハマり強制冒険の書セーブ付きで」
隊員達「凄いなそれ」
グラコス「やめろぉおおおおおお!?!?」
rain「さてと、攻撃要員は全員吹っ飛んだな」
ノレカ「あとは、どこかからザオリクをかけた奴ら」
ラスクール「……あそこの岩の陰!!」
ピエール「オッケー!!破壊の鉄球貸せ!!」
rain「ちょwwwおまwwww俺の鉄球wwww」
ピエール「うらぁぁあああああ!!!!」
バコーン!!!!
プチイール達「ぬうっ!?我々の居場所を見抜くとは…
マルタ防衛隊Sクラ……ふふ、面白そうだ…」
ピエール「面白くねーよ」
ドガッ!!
プチイール達をやっつけた!! ▼
ノレカ「明らかに去ろうとしたセリフだったな」
ラスクール「Sクラまでしか言ってなかった、スが抜けてた」
rain「俺の名乗りを聞いてたんだな」
〜深海〜
ヘルパイレーツ「ポセイドン様。マルタの奴らは予想以上に強敵です。如何なさいましょう」
ポセイドン「うむ。マシートの処刑のほうはどうなっている」
ヘルパイレーツ「昨夜の3倍の魔物を用意したのですが、
全滅してしまいまたもや死刑は失敗です」
ポセイドン「ふむ…よし、マダンテを撃て。それなら奴も流石に耐えられまい」
ヘルパイレーツ「ハッ!」
ポセイドン「しかし3週間も何も食べずにいて平気とは…奴は…」
〜地下牢〜
マシート「疲れた〜。世界樹の雫少なくなってきたな。あと肉も…」(持ち物回収しようとした奴が隣で倒れてる)
ポセイドン登場!
マルタは今日も平和です。
でも、その平和も見えないところで様々な人の活躍があるからなのです。
〜バミューダ〜
ノレカ「ポセイドンの住処と思わしき場所は見つかりません!」
サイジュ「うむ…やはり何か仕掛けで見つからないのじゃろう」
ラスクール「魔物の気配もしないですし…」
rain「もしかしたら強いマスターとやらが2人揃って、
ポセイドンの力が回復しているということも…」
ノレカ「でも、それなら動きがあると思うんだ」
サイジュ「…皆疲れたじゃろ?食事にしよう」
と、その時ラスクールの髪の毛が一気に逆立った!
ノレカ「スーパーサイヤ人だったのか!?」
ラスクール「…ち…違う…これは魔物の気配を感じ取ったからだ…」
rain「お前、鬼太郎みたいな髪の毛だったのか?」
ラスクール「いや、そういうことじゃない…
私は昔から魔物や人の気配を他の人より感じ取りやすい。
その気配から感じ取れる、魔力の大きさが絶大で…
鳥肌のようなものだ……来る!!」
隊員たちは構えた。言われてみれば魔物がこっちへ向かってくる気配がわずかにある!
そしてそれは…近づいてきている!!
ザパァァァァン!!!!
海から、巨大な魔物が現れた。ポセイドン―――――
奴の魔力を全身に浴びて、隊員達の髪の毛が一斉に逆立つ。
魔力の風により、海が荒れる。
ポセイドンは、ゆっくりと語りだした。
「マシートは、私が始末した…まぁ、安心したまえ。
儀式のときにはザオリクで復活するからね。
もっとも、すぐに私に取り込まれるが…」
マシート(霊)「やぁ皆。ごめん負けちゃったハハハ」
「いいところなんだから出てくんなよ」
rainがにらみをきかして言う。
「…てことは、まだ儀式は始まっていないんだな?」
「あぁ、材料がいるからな…お?
この中では、お前が一番魔力が大きいな…」
rain「え、そうなのか?」
ノレカ「勇者のステータスだもんな」
ポセイドン「よし…お前を喰らうとしよう!」
ノレカ「rainだけをさらうのか…?それは無理だ。
俺たちがお前の邪魔をするからな」
ラスクール「あんまかっこよくないセリフだな」
ポセイドン「あ、いや。お前ら全員倒していく」
ノレカ「ふーん…」
ポセイドン「マダンテェェエエエ!!!!」
rain「…マジすか?」
ポセイドンがいきなり放ったマダンテによって、
サイジュが叫びながら海へと落ちた。
ノレカ「なっ…サイジュ隊長ぉおおおお!!!!」
続く
無題
ドパーン!
「人間が・・・ちょこざいな・・・」
サイジュ隊長は、とっさに自らのMPで水のカーテンを作り出していた。
が、カーテンで掻き消したとはいえマダンテの威力は大きく、
反動で大きく後ろに吹っ飛んでしまったのだ。
それとほぼ同時に、ラスクールが海へと飛び込んだ。
rain「ラスクール、そっちは任せた!」
スライムナイトのピエールがポセイドンの顔目掛けて飛び掛る。
が、ポセイドンに叩き落される。ピエールも海へと沈んでいった。
ポセイドン「1対1での戦いで負けるほど私はヤワではないわ!!」
ポセイドンが手を振り上げると、大きな津波が発生した。
隊員たちの魔物が波に飲まれていく。
ニヤリと笑うポセイドン。
が、ポセイドンの考えとは裏腹に、魔物たちは津波を貫通し
一直線に彼目掛けて攻撃をしかけてきた。
サイジュの人面樹が、根をポセイドンの体に深く突き刺す。
ラスクールのリザードマン、リンガーがポセイドンの首目掛けて剣を振り下ろす。
剣はポセイドンの皮膚に少し傷をつける程度にしか効かなかったが、
ノレカのきづちのハンマーがリンガーの剣を叩き、
剣はその傷をより深いものとした。足元ではサイジュのねこまどうが魔人切りを放っている。
だがポセイドンも負けじと、
近くを飛んでいたサイジュのねじまき鳥とノレカのエンゼルを攻撃して落とす。
だがノレカのドラキーとオルゴが二匹をキャッチし、ポセイドンへ投げ飛ばす。
ねじまき鳥のハルキは回転し、自らの羽を刃と化し魔人切りを放った。
それはポセイドンの左肩に大きな傷を負わせた。
エンゼルは頭の輪を外し、ポセイドンへと投げつけた。輪の切れ味は鋭く、
ポセイドンの右腕が大きな音を立てて海へと落ちた。
「この・・・馬鹿ものたちめがあああああ!!!!」
ポセイドンが叫んだが、その声をもう二度と聞くことはできなくなった。
rainのキラーマシーン、ロビンの放ったレーザービームが、
ポセイドンの額を貫通したのだ。
ピエール復活!奇跡の逆転・・・アレ?
ポセイドンは、崩れ落ちた。
それは、多大な魔力を持つものにしてはあっけないものに思えたが、
死とはそういうものなのだ。
どんな偉業を成した者だろうと、どのような形で死を迎えるかは分からない。
「・・・終わった、のか?」
rainが気を抜こうとするが、ノレカがそれを制した。
「まだだ、死体を完全に消滅させなくては。
あれだけの魔力を持っているのだから、何が起こっても不思議じゃないぞ。
いや、魔力の無い魔物だったとしてもそうだ。
現に俺も、母親から逃げ切ったと思ったら背後に気配を感じたことがある。」
「母親は魔物じゃねーよ」
「じゃあ俺はラスクールが泳いでいったほうに行くから」
ロビンが丁寧にポセイドンの体を焼いていく。
ロビンの内部の精密機械はポセイドン死体の付近に
少量の放射能を検出したが、それも魔力で消滅させる。
そして死体は、跡形も無く消え去った。
「ロビン、お疲れ。完璧じゃないか」
「キラーマシーンデスカラ。専門分野デス。・・・ニヤリ」
「(ゾクッ・・・!)そ、そうだな。」
「トコロデ、ダレカワスレテマセンカ?」
「え・・・?」
rainには、その「誰か」が誰なのかが分からなかった。
―その頃ピエールは、海に沈んでいた。
(・・・あれ?俺なんで沈んでんだ?しかも結構深いじゃねーか。)
意識を取り戻したピエールは、左足の太ももにあるボタンを押す。
これは特注品であり、鎧の中の水を排出し、酸素を送り込む。
宇宙服としても使える優れものである。
足の下のスライムは、少なくともあと12時間は息が続くだろう。
しかし、海水に浸かっているために固まってしまっている。(※)
「えーっと・・・確か俺はポセイドンに叩き落されたんだっけか。
・・・ん?これってもしかして、
『ぐわぁあっ!駄目だ、ポセイドンは強すぎる』
『次はお前だ!rain!!』
『うわあああ!!』
『待てぇい!!』
『誰だ!?』
『rainはやらせはしない・・・あんな奴でも、俺のマスターだからな。』
『貴様、生きていたのか!』
『俺は死なねぇよ!!くらえっ!爆ぁぁく熱!ゴッド!フィンガァァアアア!!』
・・・そして、平和が訪れる!
うん!こんな展開に間違いない!!絶対そう!!
死なずに戦闘離脱だからこのパターンだ!やったね俺!!
よっしゃ!rain、待ってろよォッ!!」
ピエールはスライムを抱え、モーター(足に常備)フル回転で海上を目指した。
鎧着てるから泳いでたら日が暮れます。
―そして、海上。
「ロビン、ノレカたちが戻ってきたぞ」
「おーい!隊長は無事だ!!」
「ラスクールのおかげじゃよ。ありがとう・・・」
「いえ、そんな。rain、異変はあったか?」
「いや、ポセイドンは完全に焼き払った。
その記録はロビンの中にもしっかり残ってるし、俺も確認した。
で、それから異常は一切見受けられない。」
「そうか・・・どう思う?ノレカ」
「異常が無いのならばここにいても意味は無い。
早くこのことを報告して、ポセイドンの棲家を見つけなくては」
「そうだな、隊長はザオリクで復活できるよう保存されているはずだ。行こう、rain」
「ああ。早く帰「いいやッ、それはさせないぜ!!」
「何だッ!?新手か!?」
「イエ、アレハ・・・」
「お前らの野望ッ、俺が砕くッ!俺のこの手が真っ赤に燃える!お前を倒せと・・・」
「やらせるかァッッ!!(ダメージは与えられなかったとしても、
目くらましにはなるだろう・・・!!ギガデイン!!)」
振り向きながら発射される、rainのギガデイン。
それは、ピエールにクリティカルヒットする。
「ぎょえええええええーーーーー!!!!」
「あ・・・えっと、ごめんな」
「ぎいええええええ!!」
「悪気は無かったんだ、その・・・」
「あばばばばばばばば!!」
ボンッ!!
ピエールは、死んでしまった!
「まあいいや。勝ったッ! 第 3 部 完」